2017年08月18日
やるせない気持ちが込上げてくる作業。
ウォーターポンプの水漏れ修理でお預かりしてます F650 。
今回は 2 回目らしく、前回は 10 年近く前に、
BMW 専門の他店で修理をしたようです。
その間の走行距離はかなり少ないのですが、
年数を考えると止むを得ないのかな。
まずはエンジンオイルを抜き取ると、
わずかではありますが、冷却水らしきものが。
他の予備作業を終え、ウォーターポンプが付いている、
クラッチカバーを外そうとしたら、
約 10 mm ほど浮いたところで外れません!
一時間以上、コネコネとやっても ・・・・・ 。
同じ作業を何台も何台もやってきましたが、
こんな事は初めてですよ。
その状態をユーザーさんに連絡し、現状を見てもらい、
クラッチのレリーズシャフトに何らかの異常があり、
手の力だけでは外れない事を説明し、
作業を進めていいかどうかをお伺い。
ゴーサインが出たので、特殊工具を作り、
バーナーで炙りながら、ゆっくり、ゆっくりと、
少しづつ外す方向に力をかける。
外れました~!
クラッチレリーズシャフトの歯が欠けてるよ!
一山だけ欠けていて、他の山は全く異常なし。
駆動力が掛かるところではないし、
簡単に欠けるような材質ではないんですけどね~。
コントロールシャフト側に、その破片が ・・・・・ 。
これが引っ掛かって、
クラッチカバーがすんなり外れなかったようです。
本作業のウォーターポンプシールは、
対策作業がされてない ・・・・・ 。
これではエンジン内部に冷却水が入りやすくなりますよ!
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